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午前3時の泥棒猫

芸術とやらを考えてみる

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横浜で開かれていた現代アートの展示を観に行った。

自由にあるがままでいられる、表現できることは貴重だ。

それを凡人が、なし得ようとすることは難しい。
経済的にも、社会的にも、孤立無援に陥るんじゃないか?と
妙に怖くなる。

それでも、造形や描写をしている人がいるから
こうして作品が存在する。

そして、その作品を目の当たりにした観客は
心を動かす。

心が動かないものもあるのだけど、
ちゃんと鎮座してるということは
この作品に誰か(キュレーター?)が感動、したのだろう。
理解は難しいが、たぶん、観るべきところは
物体化した作品ではなくて、コンセプトなんでしょうね。
なぜ、これが、こうあるのか?
何を感じろというのか?
饒舌に語るか、放り投げてくるか。

観るものの心構えが必要なものは
やっぱり「理解不能」なんて片付けられちゃうのかも。

作家の立場とすれば
作品を作るという「そうしなきゃいられない」境遇は
どんなものなのだろうか?と想像してみる。

個人的には、そこには恐怖しか感じない。
故に凡人で良かった、とも。

なんか、がっくりうなだれた。
が、美味しいごはんを中華街で食べて、忘れる。
by boomee | 2008-11-03 15:47 | 感想