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午前3時の泥棒猫

さらり さらり

さて、今年度もあっというまに過ぎました。


初年度はこちらの初体験の連続だったり、
交流イベントを設けたり、
強烈な出来事があったりで、
そう言った意味ではプライベートすら共有した生徒さんが多かった。

良くも悪くも、濃厚な一年であった。

今も付き合いが出来ている生徒さんはまるで戦友というか、
自分にとって(年齢的にも)子供、みたいな?(はた迷惑な話だな)
…そんな存在。



さて今年度は。
学校の采配で講師にベテラン勢が加わり、総勢6名で教えることに。

その結果、一人当たりの担当授業数が減り、
個人的な触れ合いというか、資質の見極めなどが難しくなった。
名前とか、作風とか、なかなか憶えられず。年のせい言うな!w

いろいろ時間が足りない。
その分、凝縮したものを伝えたかったのだけど、
いかんせん、こちらの教示する能力が足りない。
また、人間性も足りない。

…結果、届かない。伝わらない。

「このクラスは俺が教える!」的なベテランの思い入れが、
精神的にやや幼い生徒の癪に障りボイコット事件が起きたり。

講師同士も顔を合わせる時間が少なく、どこか分かち合えないまま
月日は流れる。

これもひとえに自分の在り方がまずかったのだろう。
講師同士、生徒に対しても
信頼されるには、いい加減過ぎるから。

反省ばかり。

で、
生徒さんたちは、どっぱーんと荒波の中に放り込まれる。

もともと泳ぐ力と意志を持っている人は
ほっといても勝手にどんどん進む。
学校に来ずに進む。

または、学校に来ずに陸に上がる人もいる。
そのまま音沙汰無しに…。

…結果、出席率が足りず、本来は修了証をもらえないところを
校長に頼みこんで発行してもらうことに。

異例なんだってさ。
ここまで修了証をユルく出すのは。

「こんなことしたら、金儲け学校っていわれるじゃないですか」

事務方に怒られた。

学歴なんて関係ない世界です。
学校を修了したから、なんですか?
ぶっちゃけ紙切れ一枚。

だけどね、
それがあるかないかは、
わりと大事な気がして、頭を下げたんだ。出してくれ、って。

それは今年という時間をどう過ごしたか?を
自分で腑に落とすためのアイテム。

たった一枚の紙切れだけど。
(帰りに破いて捨てる人もいるかもだけど)
とても大事にしてくれる人もいるはずだ。

こうしたことが良いことだったかは解らないけど、
2009年度を共有した事実は変わらない。

技術のイロハだけを教えてもらいたかった人には
物足りなかったかもしれないが、
人と出会ったこの一年は、絵を描きはじめるということにとっては
大切な時間だったと信じたいのだ。

今年はどこか、寂しい風が胸に吹いていた。

…いや、

時間は過ぎた。そして時間が進む。
彼らの行く末が輝かしいことを祈りつつ。
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by boomee | 2010-03-26 00:51 | やかんこうし日記