午前3時の泥棒猫

授業が終わった。

奇跡の一年が終わるよ。

去年の春から今まで、なんとかやり過ごせた事。
これはひとえに、そこに集った人たちのおかげだな。
生徒も講師も共に学び、共に成長したよ。
自分自身、この一年があったおかげで
何かに気づき、目指すべき光が見えた気がする。

正直、一昨年までは、ドン詰まっていた。
絵を描く事、仕事をする事、生活をするという事が
まるで深い霧の中で迷ったように、酷く不安だった。

がむしゃらに仕事にかじり付いてみたものの、
結局、最後は役割を辞めることになった。
とはいえ暮らしのために、日銭を稼ぐことに明け暮れたり。

「なんで絵を描くの?」

「なんのためにここにいるの?」

「生きることと、生き延びることは違うんじゃないの?」

そう、まるで少年のような逡巡を、
いい歳こいたおっさんが苦しんでいたのだ。

おそらくかなり、疲弊していたのだろうな。

それでも手を動かした。
「描く」ことを念頭に。

でもそれは、
やみくもに時間を費やして、ただ描いたという行為に
むりやり自分を安心させていた面もある。

時間の無駄だった…?

今となっては、それにも意味があったのかもしれない。

ためらう時間が過ぎて、
こうして新しい仕事に就き、同じ目標を共有する仲間ができた。
この出会いは、ある種の奇跡だ。
連帯感を実感しながら暮らすことに、
時折、無償に嬉しくなったものだ。

さらに、仲間を通して自分のやるべき事、いや、
やりたい事に気が付けた。
これは役得だね。
安っい給料なんだからいいじゃんよ(笑)!


で、結局、中心にあるものは

「絵を描く」

ということです。

あらまあ
ためらい続けていた時と変わらないことに気が付きました。
でも、その質は、以前と全く違うものなんですね。

その答えに導いてくれた学校と、生徒さんと、同僚の講師のみなさん。
そして友人、家族に感謝したい。

奇跡的な一年は終わったけれど、これは始まり。
これからが本番だ。

やり続けることに自信は無いけど、
やり続けたいという確信を持った。
これだけでもめっけもんだ。

受講生に告ぐ。
今後、俺を「先生」呼ばわりするような失礼なヤツは
全力で叩きつぶすことに決定したので、俺に近寄るな!
スタートラインに立った時点で、センセもセイトも無い。
いわば、敵だ。ライバルだ。

わっはっはっは!!

思えば いと疾し この年月
今こそ 別れめ いざさらば!
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by boomee | 2009-03-13 13:50 | やかんこうし日記